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親を守るための防犯対策

高齢者が被害に遭いやすい犯罪

高齢者を親に持つ者にとって、一番心配なのは健康と共に「犯罪の被害者になってほしくない」ということですよね。
両親と一緒に生活していれば心配は少ないのですが、親だけで暮らしているという場合には高齢者を狙った犯罪に巻き込まれないように何かと注意をしたいところです。

高齢者が被害に遭いやすい犯罪には、大きく分けて詐欺事件と侵入窃盗事件の2タイプがあります。
詐欺時件は身の危険はないものの、詐欺に引っ掛かったことがわかった時の精神的なダメージが強いのでくれぐれも気をつけなければなりません。

詐欺事件を防ぐには

詐欺の中には市役所・区役所の職員を装って「還付金がありますからキャシュカードを渡してください」などと電話をしてくるものから、いわゆる振り込め詐欺までさまざまな手口があります。

詐欺事件では犯人が電話をかけてきてうまく丸め込もうとすることが多いので、被害者にならないために両親の家の電話は必ず録音するような工夫も大切です。
録音機能の付いていない電話機を使用している場合には電話器用録音機を設置するようにしましょう。
録音機は2,000〜3,000円程度でしっかりとした性能のものが入手できます。

詐欺の疑いがある場合には消費者ホットライン「188」または警察相談専用電話「#9110」に問い合わせるのがおすすめです。
上記2箇所の電話番号が大きく書いてある防サギシールを電話のすぐそばに貼っておくのもいいアイディアです。

侵入窃盗事件は絶対に避けたい

高齢者にとって侵入窃盗事件は絶対に避けたい犯罪ですが、高齢者でしかも一人暮らしとなると犯罪者の標的になりやすいことも確かです。
しかも侵入窃盗は空き巣だけではなく高齢者が在宅中だとわかっていながら侵入してくる危険なケースもありますから、被害に遭わないように十分な対策を講じる必要があります。

犯人というのは侵入窃盗の犯罪に及ぶ前に必ず入念な下見を行っています。
ですからいつもひとつの部屋の電気しか点けない、明らかに一人暮らしだとわかるような表札を掲げるといった事は避けるようにしなければなりません。

それから窓を開けたまま寝るのも危険です。
侵入窃盗事件の侵入経路で最も多いのは窓で、なんと61.3%が窓から侵入しているというデータが警視庁から発表されています。
窓から泥棒に侵入されるのを防ぐためには窓用の防犯ブザーを設置するのがおすすめです。

また、最初から侵入されにくい物件に住むことも重要です。
2階〜3階だとベランダによじ登られてそこから侵入される危険がありますから、4階以上のマンションがおすすめです。
また、ピッキング対策としてディンプルキー付きの錠前に変えてしまうのも一案です。
他にもオートロック式や管理人が常駐しているマンションなど、セキュリティ性の高い物件を選ぶだけでも被害に逢う確率は激減します。