1. >>
  2. >>
  3. 親を守るための防災対策2

親を守るための防災対策2

万が一の場合の防災グッズは送っておく

両親と離れて住んでいる場合に心配なことのひとつが災害です。
日本は地震や台風が多い国ですから、どこに住んでいてもいつ災害に見舞われるかわかりません。
近くに住んでいれば災害が起きてもすぐに対応することができますが、遠い都道府県に両親が住んでいるとなるとすぐに駆けつけられるわけではありません。

水害などで道路が分断されたり、災害の直後に必要な物資が手に入らない状態になることもありますから、万が一のことを想定して防災グッズを両親の家に送っておけばある程度は安心です。
防災グッズといえば乾パンやミネラルウォーターなどがすぐに頭に浮かびますが、食糧以外に意外と必要になるのが乾電池類です。
懐中電灯などには単3、単4などの乾電池が不可欠ですし、補聴器を使用している方の場合ボタン型の電池が欠かせません。

これらのグッズは災害の直後に近くのスーパーやコンビニで入手できなくなる可能性もありますので、保存食糧などと一緒に行く送付しておくのがおすすめです。
電池は長期間保存していると使えなくなってしまうこともありますので、毎年新しいものを送るのを忘れないようにしましょう。

福祉避難所の確認

両親が生活している地域の災害に対する体制もきちんとチェックしておく必要があります。
各自治体では災害時のための一般避難所を定めていますが、特に高齢者や妊婦、何らかの障害のある人に関しては「福祉避難所」というものを別に設けています。
学校の大きな体育館などを使用した一般の避難所では、トイレに行くのが大変な高齢者の方も少なくありません。
これに対して福祉避難所にはバリアフリーのトイレなどが用意されています。

福祉避難所に使用されるのは老人福祉施設や健康センターなどといった建物ですが、どの場所を福祉避難所として使用するかは各地方自治体であらかじめ定められています。
この福祉避難所は入ることのできる人数が決まっていますが、高齢のため自力で批難するのが難しいような人をサポートするために民生委員があらかじめ「避難行動要支援者名簿」を作成しています。
自分の両親が避難の際にサポートが必要なのかどうか等に関しては一度しっかりと確認しておくことが大切です。

防災バッグの準備

両親に会いに行った時に防災バッグの中身を毎回確認することも忘れないようにしましょう。
防災バッグには基本的に3日分の食糧と水が必要です。
とは言え、これだけを入れても軽く5キロは超えてしまうので避難所までの道のりがどのくらいなのかについても確認しておく必要があります。
背負うタイプのカバンよりも、キャリーバッグの方が身体への負担が少なくて済みます。