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一緒に花火を見に行こう

花火を知ってもっと楽しもう

花火大会の季節には、日本全国で大小様々な花火大会が開催されており、近所でしている花火の音が聞こえてきたり、偶然窓やベランダから見ることができたりします。
花火は見るだけで十分にテンションが上がって楽しめますが、実は花火は奥が深く、より花火のことを知ることで、もっと身近に、もっと深く楽しむことができることをご存知でしょうか。

花火玉の大きさは「号数」で表され、2.5号玉で直径7.5cm、大きなものでは10号玉で直径30cm(一尺)になります。
大きさによって3号、4号、5号と続き、大きい花火になると「尺」で呼ばれることもあります。
世界一大きなサイズは40号玉(四尺玉)で、なんと直径1.2m、重さが400kgを超えるものになり、上空で直径700m以上の大輪の花を咲かせるそうです。
花火玉は大きくなればなる程、打ち上げられた時の開く大きさも大きくなります。

2.5号玉では約50m、10号玉で約300mにもなりますので、玉が大きい花火の場合は広いスペースと、より高く打ち上げる必要があります。
花火の数が多くても、小さな花火ばかりでは豪華さに欠けますし、サイズのことを知っておくことで、どんな花火大会に行くかを選ぶ際や、花火鑑賞をしている時の豆知識として会話も弾むことでしょう。

打ち上げ花火の種類

打ち上げ花火の構造によって、「割物」と「ポカ物」があり、「割物」は花火玉が割れた時に星(火薬玉)が球形に飛び散るタイプをいい、丸く美しく広がる割物の花火は、日本の花火の代表的なイメージとなっています。
「ポカ物」は、花火玉がポカッと上空で2つに割れて、中に詰めた星が落ちていくタイプの花火になります。
これらをふまえて、花火の種類を知っておくと、また違った花火の楽しみ方ができるでしょう。

割物の「菊」は、花火の伝統技術を集結させた花火であり、スーッと星が尾を引いて放射状に飛び散り、菊の花を描きます。
同じく割物の「万華鏡」は、星を分けてくるんだものを玉に詰めており、上空でくるんだ星が開くことで、同じ色の花弁がまとまって開くように見える為、万華鏡を覗いたように美しい花火です。
割物は他に「冠(かむろ)」等があります。

ポカ物の「柳(やなぎ)」は、上空で割れると柳の枝が垂れ下がるように星が落ちてくる花火となります。
「飛遊星(ひゆうせい)」は上空で火薬を詰めた筒等が開く時、星が不規則な動きをし、「蜂(はち)」はシュルシュルと回転しながら、飛遊星と同様、不規則に飛び回る為、蜂が飛んでいるように見える花火です。

他にも、ポカ物には「花雷(はならい)」「千輪(せんりん)」「型物(かたもの)」等があります。
花火の種類は数多くありますので、事前に調べておくと、花火を見に行った時に楽しみが増えますのでお勧めです。