初夏は親孝行の機会
自分を育ててくれた親に対して感謝の意を表したいと常日頃から思っていても、なかなか言葉や態度ではっきり示せないという人は多いのではないでしょうか。
親孝行をしたいけれどその方法がわからない、そんなシャイな人に格好なのが5月の第2日曜日の母の日と6月の第3日曜日の父の日です。
この両日は贈り物をしたり一緒に食事に行くにはぴったりの日ですから、早めにプランを練っておくのも楽しいものです。
自分が20代だとまだまだ自分の身の回りのことで忙しくて親への配慮が何かと足りないこともあります。
全国の20代の男女を対象にした調査では、78%の人が「親孝行をしたい」と回答しました。
4分の3以上の人が親に対して感謝の気持を伝えたい、孝行をして親を大事にしたいと思っていることがわかります。
親孝行の具体的な方法は?
では実際にどんな形で親孝行をしているのかを見ていきましょう。
同じアンケートでは「社会人になってから親孝行をしましたか?」という問いに対して65%が「した」と答えています。
学生時代は親のスネをかじっていたため思う通りの親孝行ができなかったけれど、社会人になって初任給で親に何かプレゼントしたという人が多いようです。
プレゼントの内容はバッグや小旅行、食事券、カタログギフトなどさまざまです。
また、コーヒー好きの両親のために高いコーヒーメーカーをプレゼントしてあげるなど、親の好きなものに関連する商品を奮発して購入するという人もいます。
親孝行をプレゼントなどの物質的なものとはとらえずに、実家に帰るたびに健康な姿を見せて喜んでもらうのが親孝行だと考えている人もいれば、自力で家を建てる力を付けたことが親孝行だと考える人もいます。
また、孫の姿を両親に見せることが何よりの親孝行だという人の気持ちもよく分かります。
20代のうちはできるだけのことをすればいい
20代というのは社会人になって独立していても、精神的にはまだまだ未熟なところのある年齢です。
ですから親に対する配慮が行き渡らないこともありますが、できるだけのことをしていたわりの心を忘れないようにすることが大切です。
20代を対象にしたアンケートでも、「自分が親になった場合に子供に何を望むか」という質問では親のことを考えるよりも自分の幸せを大切にしてほしい、元気でさえいてくれればそれが親孝行という回答が主流です。
20代といえば親もまだ元気で仕事をしている年代ですから、無理をしてプレゼントをしたりするよりもこまめに電話をしたり一緒に食事をしたりすることの方が重要です。
両親とできるだけ一緒にいる時間を作り、楽しい思い出をたくさん作ることが何よりの親孝行です。