1. >>
  2. >>
  3. お葬式は最後の親孝行

お葬式は最後の親孝行

お葬式が親孝行になる理由

親孝行を示すにはいろいろな方法がありますが、究極的に言えば一番の親孝行は「親のお葬式を立派にあげること」に尽きます。
生前、いろいろなプレゼントをして両親に尽くしたとしても、お葬式をきちんとあげることができないのではご両親の魂も浮かばれません。
ですから、お葬式ではできる限りのことをしてあげるのがおすすめです。

お葬式では右も左も分からないといった状況も珍しくありませんから、葬儀屋さんなどと相談しながら悔いのない見送りをしてあげることが大切です。

親の望むお葬式にするには

親によっては生前に「形式ばったことは必要ないから葬儀は必要ない」という人もいますが、これは子どもたちに余分な負担をかけさせたくないために言っていることが多いものです。
ですから、葬儀は必要ないと言われた場合でも自分の納得のいく形で供養してあげましょう。

そうすれば悔いも残らず、スッキリとした気分で親を想い毎日を過ごしていくことができます。

お葬式について話しておく

お葬式に関して前もって親と話し合っておくのも悪い考えではありませんが、子どもの側から話を切り出すのは失礼なので親の方からそういう話が出た時に要望を聞き取っておく大切です。
先祖代々からお付き合いのあるお墓がある家もありますが、ここに御供養をお願いしたらいいのか、それともお墓を新しくしてほしいのかは実際に話し合ってみなければわからない事柄です。

先祖のお墓のあるお寺には毎年供養料を払わなければなりませんが、これを誰が払っていくかというのも大きな問題です。
お墓の維持費は公営墓地の場合で年間5,000円から1万円の管理費が必要ですが、普通のお寺となるとそれ以上の維持費がかかることは覚悟しなければなりません。
新しくお墓を建てるとなると最低でも150万~250万円はかかると言われていますから、その辺りをどのようにしてほしいのか前もって確かめておきましょう。

葬儀費用を誰が分担するかというのも大切なポイント

親が亡くなった時、葬儀費用を誰が分担するかというのも前もって考えておかなくてはならない大切なポイントです。
ひとりっ子であればさほど問題はないのですが、兄妹姉妹が何人かいる場合には費用の点でもめることがありますから注意しましょう。

日本で葬儀にかかる費用は平均すると188万9,000円といわれていますが、お香典返しにかかる経費や労力なども無視できません。
葬儀費用に加えて遺産相続の件が絡んできたりすると、兄弟同士での紛争にもなりかねませんので、その点は親に生前はっきりと意思表明しておいてもらうのが一番です。
いざというときにようやく話し合うのではなく、落ち着いて話せる状況のうちに話し合っておくことも重要です。